DJIバッテリーやってはいけない5つのこと

DJIのバッテリー。ほとんど使っていないのにダメにした。なんて話をよく聞きます。Phantom4用のバッテリーは2万円もするもの。まだまだ使えるのに、ちょっとした不注意で使えなくなってしまうなんで勿体無いですよね。そうならないための、その管理方法をまとめました。

DJIバッテリーはこう管理しろ

DJIのバッテリーには最新の技術が導入され、これまでのLipoバッテリーに比べて飛躍的に管理が簡単になりました。一方でその技術故の注意点もあります。どうすればより長くバッテリーを使えるのかをご紹介していきます。

やってはいけないその1 自己放電機能を活用しない

DJIのインテリジェントバッテリーには自己放電機能があります。なぜ自己放電させるのか?

ズバリ。長持ちさせるためです。

Lipoバッテリーは満充電の状態だと、気温、湿度などの外的要因で電圧が変化した時に、一時的に過充電と似たような状況になってしまうことがあります。この過充電状態がバッテリーを劣化させてしまうのです。それを避けるためにDJIは自己放電機能をつけてきました。

自己放電が始まるのはデフォルトでは10日間

この自己放電機能。実はマニュアルで設定も可能です。1日単位で10日まで設定可能。吊るしの状態では10日に設定されています。設定については個人の裁量で決めて構いませんが、私は3日にしています。というのも、10日といえば天候や気温の変化もあり過充電になるかわからないからです。

飛ばす予定があって、満充電した。でも天候で順延。。そのまま一週間。。気圧変化、温度変化、湿度変化。それが原因でバッテリーが劣化するのは勿体無いと思います。

なので、少しでも外的要因での過充電を避けるために3日にしているというワケです。これは私のラジコンでの経験も踏まえて決めたことです。実際、これでバッテリーは良い状態をキープできています。とはいえ、3日で放電が始まると飛ばす前には再充電をする頻度が増えるので、あなたの使い方に合わせて日にちを設定すれば良いと思います。

やってはいけないその2 充電回数でバッテリーの劣化を判断する

バッテリーの劣化については、ドローン販売をしていることもありよく聞かれます。またスクールの受講生の方からも聞かれます(笑)。その時に私が答えるのが、「電圧のばらつき」を確認することです。

DJI GO(またはGO4)の確認画面でバッテリーの電圧を確認できます。その情報でバッテリーのセル(注1)の電圧を見られます。満充電直後に、セル間の電圧差が0.2V以上ある場合は劣化していると判断します。
(注1)DJIのバッテリーは1単位3.8VのLipoバッテリーを直列に組み合わせています。その1単位のことをセルと呼びます

通常、コンディションの良いバッテリーは0.1V以内に収まっています。充電しても電圧が揃わないのはセルの状態が良くないからです。もし、満充電しても毎回0.2V以上差があるバッテリーは注意して使うようにしてください。

すぐに事故につながるというわけではありませんが、電圧降下が早くなり、飛行時間などにも影響が出てきます。また劣化したLipoバッテリーは最悪、発火というリスクもあります。もしできる状態なら、いつもセル間の電圧に差があるバッテリーがあるなら処分をオススメします。たとえ、新しいバッテリーであってもです。それも事故を避けるための危機管理です。

判断基準は充電回数ではありません。セル間の電圧のばらつきです。

やってはいけないその3 使う予定がないのにいつもバッテリーを満充電する

バッテリーを10日以上使う予定がない場合、ストレージモードで充電することをオススメします。ストレージモードは60%程度まで充電するモードです。環境変化によって過充電状態になることがないため、バッテリーの劣化を防ぐことができます。

そもそも、DJIインテリジェントバッテリーには、この過充電による劣化を防ぐために自己放電機能があります。つまり、いかに過充電がバッテリーに悪影響を与えるかをメーカーもよくよく承知しているという証明でもあります。

なので、使わない時は「ストレージモードで充電すべし」です。ちなみにこのストレージモードですが、DJI純正ファントム4用の充電ハブについています。あとはちょっと高価な充電器にはついているものもあります。

もし、これらの充電機器がない場合は自己放電機能の設定を短くすることをオススメします。

やってはいけないその4 バッテリーをカイロで温める

Lipoバッテリーは温度管理にも気を配る必要があります。特に寒さに弱いです。気温5度以下でバッテリーが冷えている状態だと、バッテリーの電圧が急激に下がることがあります。低温時に飛ばしていてバッテリーの温度が低いと飛行中に「バッテリーの温度が低いですよ」という警告も出ます。

かくいう私、このバッテリーの温度管理でドローンを堕としそうになりました(笑)。今思えば、ことなきを得たので笑い事ですが、その時は正直焦りました(汗)。

それ以来、気温が低い時に飛ばす時はバッテリーを20度以上に温めるようにしています。前日から室温を20度以上にして、バッテリーをケースなどから出して置いておくようにしています。

決してオススメしないのが、短時間で温めようとすることです。表面は暖かくなっても内部が冷えていると意味がありません。私も冬季間は移動時にカイロなどで温めていますが、それはあくまでも前日からゆっくりと温度をあげているから効果があるもの。

今日飛ばすから、朝からカイロとかコタツ、ストーブの前で温めればOKとは思わないでください。それで事足りることもあるでしょうが、オススメはしません。なにせ、ドローンはバッテリーが切れたら必ず「堕ちる」ので!

やってはいけないその5 飛ばしたあとそのまま放置

これをやると、過放電のリスクが高まります。過放電もバッテリーを劣化させます。私のお客さんでも、「他社で買ったバッテリーが充電できなくなったんですけど、何とかなりませんか?」という問い合わせを複数受けて対応したことがあります。お客様から過放電と思われるバッテリーを預かって、あれやこれやと試してみましたが、全く「ダメ」でした。

過充電はバッテリーが徐々に劣化するのでわかりずらいですが、過放電は一発でバッテリーが死んでしまいます。なので、過放電にならない管理が必須になってくるというワケです。

まとめ

DJIのインテリジェントバッテリーは本当に優秀なバッテリーです。

・バッテリー交換の前に残量を確認できるインジケーターがあること
・劣化を防ぐ自己放電機能があること
・ハードパックで管理が比較的容易(通常のLipoはソフトパックなので衝撃に極めて弱い)

これらの機能はラジコンを長らくやっていた私からすると、とても便利だと感じています。これらの機能があっても管理体制が良くないと寿命が短くなることもあります。

私のバッテリーの管理の決め事を共有しておきます
・基本、ストレージモードで充電
・自己放電機能は3日に設定
・使っても使わなくても二週間ごとにストレージモードで充電
・飛ばす時の充電は前日に行う
・使っていないバッテリーは3ヶ月に一回フル充電とフル放電を行う

性能が高い分、高価なDJIのバッテリー。管理をしっかりして「元」を取ってくださいね!

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