北海道は4月になってからも、肌寒いがつづいています。そんな中、2018年3月31日、札幌豊平区にある経専学園 音楽放送芸術専門学校にてオープンキャンパスが行われました。そこでスカイスパイスは見学者向けのドローン体験会を行いました!
というのも、スカイスパイス代表の成田が、4月よりこの学校で、ドローン講義の講師を務めることになったからです。この体験会の模様をまとめました。
Contents
女の子でもカンタン操縦できた。
オープンキャンパス・ドローン体験説明会
こちらが、札幌豊平区にある経専学園 音楽放送芸術専門学校。スカイスパイス代表 成田が4月より講師を務める学校です。
2018年3月31日は、オープンキャンパスに訪れた中から、「ドローンに興味ある」という女の子二人が参加してくれました。
体験&説明会ではこんなことを体験していただきました
今回の体験会の用意したドローンは3機種
・Parrot Mambo
・DJI SPARK
・DJIファントム4プロ
Parrot Mambo
Parrot Mamboは実勢価格11,000円程度で販売されている、いわゆる「トイドローン=おもちゃのドローン」です。この価格としては異常といえるほど高い安定性を持っています。
というのも、下向きの超音波センサーと、画像センサーがあるので、もともとついているジャイロや気圧センサーとの相乗効果で抜群のホバリング性能(注1)を誇ります。
※注1 送信機から手を離した状態で空中にとどまっている状態をホバリングといいます
GPS機能が使えない、室内でのホバリング性能という意味では、今は手に入りませんが、発売当初99,000円で販売されていた、DJIファントム3スタンダードより安定しています。時代の進化というものは恐ろしいものです。ファントム3スタンダードが発売されたのは2015年8月ですから。ほんの3年前です。
というワケで、Mamboのお手並み拝見ということで、まずは成田講師が事前飛行テスト
ホバリング性能は、かなりのレベル。1万円程度のドローンにしては、やはり驚きのレベルです。ですが、実際に動かしていくと、ネットを周りに張ったスペースでしたが、ネット際ではやはり吸い込まれたり、フラフラと。。。
実は、このMamboを用意したのは、いくら性能が上がったとはいえ、トイドローンの安定性は覚束ないということを体験してもらいたかったから。

経専のスタッフさんが書いてくださった。ご案内
体験したくださった高校生たちの反応は
体験では1m程度の輪をくぐってもらう体験をしました。ゆらゆらと動くMamboを操作しながら、輪を通ってもらいましたが、二人とも上手でして。少し苦戦しながらも二人とも輪を見事にクリア。
飛行前には、モーター始動の仕方、離陸、前後左右。回転、着陸の基本操作だけをレクチャーしただけです。女の子といえども、若いと呑み込みが早いです(笑)。
体験していただいた二人とも真剣に飛ばして楽しんでいました(笑)。
DJI SPARK
さて、続いて体験してもらったのは、DJI SPARK。こちらは価格は一気に上がり72,800円(送信機など一式がセットになったFlymoreコンボ)と、Mamboと比べると。。。
SPARK。高校生はどう感じたか?
やはり、「安定性」が違う~! との声が。手を離すとしっかり止まる。ホバリング性能もネット際などでも安定しています。Mamboと同じように下方向には超音波とカメラセンサーがついていますが、高いだけあってセンサーの性能のみならず姿勢制御の精度が格段に高かったようです。
SPARKでは、経専の先生がご用意して下さったジオラマを空撮という体験をしてもらいました。
真上からだと、こんな感じです。
2人とも、ドローンを真上に合わせて、綺麗にカメラで撮影していましたよ。これが出来るのも、ジンバル(注2)がついているからです。SPARKの場合、2軸ジンバルですが、他のDJIドローンと同様、上下は送信機側で操作できます。Mamboにはない機能なので、やはりDJIのドローンは「空撮を楽しむ」に主眼を置いているんだなあと、再認識。
※ドローン事体は飛行中動いていますが、その動きをカメラ側で補正する装置。ドローンが空中でブレても、滑らかな動画が撮影可能
2人が簡単に撮影したので、そんなことを実感した次第です。
さて、真打ち? DJI Phantom4Pro登場
最後は、ファントム4プロを体験してもらいました。
ファントム4プロでは、障害物センサーオン、オフも体験していただきました。というのも、SPARKでも障害物センサーオフでの飛行をしてもらおうと思ったのですが、センサーをオフにすると”暴れる君”状態で、むしろMamboより危険ということでやめました。
それで、ファントム4プロでの体験をしてもらったわけです。センサーを障害物センサーだけオフにし、飛行。実はSPARKはセンサーをオフにすると、先述の下方向のセンサーもオフになってしまいます。なので、安定性が低くなるんです。
Phantom4Proの場合、障害物センサーをオフにしても下方向の超音波センサーはオン状態なので、ホバリングも安定していたというわけです。
実際、ドローンスクールで実習を行うときでも、この機能は使っています。ドローンが初めての方は最初Pモード、つまりセンサーオンの状態で始めてもらいますが、その時に状況に応じて障害物センサーだけを切って実習してもらっています。
それで、ファントム4プロでも、ジオラマの空撮撮影、障害物センサーオン時にぶつからないことなどを体験してもらいました。
ジオラマ撮影では、より目から上昇しながらの動画も撮影。二人とも真剣に楽しんでいました(笑)。
オープンキャンパス体験&説明会まとめ
実際に飛ばしてもらっての感想を聞くと、一番飛ばしやすかったのはSPARKだそうです。Phantom4は筐体が大きく設営した3m×6m程度の場所だと怖さを感じたようです。またプロペラ音も大きいですしね。
とはいえ、最新のドローンは空撮に使えそうという想いは感じていただいたようです。
さて、今回は飛行体験に加え、「ドローンの今」と題して、シンプルな座学も成田講師が行いました。

真剣に聞いてくださりました。左端はサポートしてくださった学校スタッフの方です。(顔出しの許可をいただいたので掲載させて頂きました)。
スカイスパイスはこの経専 音楽放送芸術専門学校で4月からドローン講義を行います。資格取得に準じた知識を学んでいただく座学、なるべく多くの飛行。そして空撮した素材でPV製作なども行っていただく予定です!
いま、テキストやらカリキュラムやら調整の最終段階です。スカイスパイス頑張ります。
(JUIDA認定講師&当サイト運営者 松永和仁)
No responses yet